体験談やスカッと話をLINE風でお届け!

LINEVoice

スカッと

【体験談】他の誰よりも残酷なキミに愛を誓う

投稿日:2021年7月15日 更新日:


俺には好きな人いる。
でも、その相手は来月結婚するんだ。
好きな人の幸せは願うべきだって分かっているのに、俺の心はドロドロとした感情でいっぱいだ。

タクヤ:
いや~、お前も来月結婚かー。
お前、真面目だから結婚式の時に泣きそうだよな。

ジン:
泣くわけない……と思う。

タクヤ:
自信ないのかよ!
そこは泣かないって自信を持って言うべきところだろ~。

ジン:
俺のことより、タクヤの方こそどうなんだよ。
お前、全然恋人とか作らないじゃん。
それとも俺が知らないだけ?

タクヤ:
さぁ、どうだろう?
秘密があるオトコってイイと思わない?

ジン:
いや、そういうのは女にしてやれよ。
爽やかな笑顔を俺に向けられても意味ないだろ。
でも、彼女が欲しいならアカリの友達とか紹介してもらったら?

タクヤ:
いらないって~。
今は仕事の方が楽しいし。

ジン:
アカリと付き合うようになってから分かったけど、やっぱり恋人がいるのはいいよ。
タクヤは小学校の時からの幼馴染だし、お前にも幸せになってほしいんだよ。

タクヤ:
……いらない。
ジンだから言うけど、俺にはずっと好きな人がいたんだよ。

ジン:
え、本当に!?
告白とかしないのか?
タクヤはカッコイイし、どんな女性でもイチコロだろ?

タクヤ:
告白する前に結婚が決まっちゃってさ。
さすがにもうどうしようもないよ。
……って、結婚するジンに言うのもちょっと気を遣わせちゃうかもしれないけど。

ジン:
いや、俺のことは気にしなくてもいいよ。
でも、タクヤがそんな片思いをしていたなんて知らなかった。
教えてくれれば、俺だって協力したのに。

タクヤ:
いやいや、ジンに協力してもらったらいろいろと大変じゃん。
結婚を控えているのに、未来の奥さんに変な誤解は与えたくないだろ?

ジン:
……まぁ、でもどんな人だったんだ?
タクヤがそんな風に言うのって、結構珍しいと思うけど。

タクヤ:
普通の人だよ。
ちょっとドジっていうか、初恋だったからなかなか諦めきれなくてさ。

ジン:
は、初恋!?
もしかして俺が知ってる相手とか!?

タクヤ:
いわな~い。
お前に教えたら絶対びっくりするから。

ジン:
ま、まさかアカリじゃないよな?

タクヤ:
バカか、お前は。
アカリちゃんのことだったら、お前に話すはずないだろ。

ジン:
そ、そうだよな。
お前がアカリにマジになったら、本当に奪われそうで怖いからさ~。

タクヤ:
ほら、もう俺の話はおしまい。
お前は来月の結婚式のことだけ考えていればいいんだよ。
俺に気を遣ったりするなよ?

ジン:
慰めにもならないけどさ、ほら、初恋は実らないって言うし……!
新し恋を探すのもアリだと思うぞ?

タクヤ:
……そうだな。

初恋は実らないってお前が言わないでくれ。
わざわざお前が言わなくても分かっていたことなんだから。
お前の結婚式までには気持ちを切り替えるから、今だけはまだ好きでいてもいいよな?
誰にも言わないから、ちゃんと心の中にひそめておくから。
今だけは、まだお前を好きでいさせてくれ。

-スカッと
-

Copyright© LINEVoice , 2021 AllRights Reserved.