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【体験談】誰にも話せないヒミツは口外してはいけない

投稿日:2021年7月18日 更新日:


俺の名前はユキオ。
今回は先輩のサトルさんに居酒屋に連れてこられた。
なんでも相談があるらしいのだが……。

サトル:
いきなり付き合ってもらってごめんな。
誘っといてなんだけど、大丈夫だったか?

ユキオ:
大丈夫ですよ。
サトルさんこそどうしたんですか?
普段は俺なんて飲みに誘わないじゃないですか。

サトル:
ちょっと相談があってさ。
お前は真面目だし誰にも言わないだろうと思って。

ユキオ:
なんですか?

サトル:
……実は俺、浮気してるんだよ。

ユキオ:
え、奥さんいましたよね?

サトル:
だな。
まぁ、浮気っていうより不倫っていうか……。

ユキオ:
サトルさん、社長の娘さんと結婚されていましたよね?

サトル:
……あぁ。
それで、ちょっと不倫相手が離婚しろってうるさくてさ。
どうすればいいと思う?

ユキオ:
どうすればって、俺に聞かれても困りますよ……!
俺は結婚していないし、浮気とかしたこともないんですから……。

サトル:
だよなぁ。
お前だったら何かいい案がないかなって思ったんだよ。

サトル:
なんか、こういう話を聞かせちゃってごめんな?

ユキオ:
一番いいのはサトルさんがどこかに行くことなんですけどね。
そうすれば不倫相手も追いかけてこられないでしょ?

サトル:
俺もそれは考えたけど、社長の娘と結婚してるから無理なんだよなぁ。

ユキオ:
俺、ちょっといい方法があるんで明日試してみますよ。

サトル:
え?
いい方法って、どんなやつ?

ユキオ:
それは明日になってからのお楽しみです。
効果はあると思うんですけど、期待していてください。

サトル:
サンキュ!
マジで恩に着るよ!

■翌日、会社にて

サトル:
ユキオ、お前社長に不倫のことバラしただろう!

ユキオ:
バラしましたけど?

サトル:
俺は誰にも言うなっていったよな!

ユキオ:
俺は誰にも言わないなんて言ってませんよ。
大体言われたくないことは口外しない方がいいですよ。
誰が聞いているとも分からないんですから。

サトル:
なんで、お前が俺を貶めるようなことをするんだよ。

ユキオ:
俺ね、ちゃんと仕事をしているのに努力が認められないんですよ。
真面目だからして当たり前。
それなのにチャラいサトシさんが少し真面目にしただけで褒められるじゃないですか。

ユキオ:
そういうの不公平だと思いませんか?
……だから、サトシさんの席を貰うことにしました。
サトシさんがいなくなれば、サトシさんの役職、俺のものになるんですよ。

サトル:
そんなことのために、お前は……。

ユキオ:
そんなこと?
あなたは社長令嬢と結婚して簡単に手に入ったから言えるんです。
真面目に仕事をしているこっちが馬鹿らしくなる。

ユキオ:
帰ったら修羅場ですね。
今から対策を考えた方がいいですよ。
まぁ、無理でしょうけどね。

翌日。
俺はサトシさんが離婚したことを聞いた。
この方法はいいな、楽に他人を蹴落とせるから。
次は誰の弱みを握ろうか。
俺が真面目にしているから、みんなペラペラ話してくれるんだよな。
足元をすくわれるとも気づかずに。

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